2006年05月25日
永遠の課題
きのうのリンゼイのコラムにコメントいただきました。
ありがとうございます。
きょうは永遠の課題、サ-ブについて。
最近雨でひと月ほどプレーしてないが、サーブはいつまでたっても完成しない、というか、納得できる型が固まらない。
あるとき、エース級連発で、楽々キープしたと思ったら、3連続ダブッタりして、安定性に欠けているのだ。
自分のショットで安定しているのはバックハンド。右の利き腕を、体とともに反対の左側にターンさせておいて、そのねじりを解放しながら打っていくせいか、打ち損じが少ない。フォアハンドのように、力を入れすぎることもないし、準備も早くできている。
サーブは最初に打つので、唯一自分のリズムで打てるショットだと言われる。コーチやプロはそのリズムを、無数のスイングの中で会得し、ほとんど自動的にサーブを打ち、威力とコントロール、安定性を保っている。
ところが、練習の絶対量が足りない、基礎がない私はなかなか自動的に打てない。レッスン書でも書かれている個別のアドバイスは理解できるし、ある程度できないことはないが、サーブ全体を通じて、コーチの自動的に打つ時の体内感覚は自分の中では、残念ながら再現できないのだ。
「きょうは、うまくサーブが打てるだろうか」 その不安がまた、フォームを狂わせたり、体を硬くさせたりする悪循環に陥るのだ。メンタル面の管理も影響する。
それでも、比較的安定してサーブが打てる局面があることはある。中級以下くらいの女性3人と混ざって、変則的なミックスダブルスなどをやる時。男Wをやる時と比べて「決めなきゃ」とか「入れなきゃ」といった邪念がない。自然と体が流れて適度なスピードとコントロールの効いたサーブが打てるのである。
この辺りに脱力・安定のヒントがありそうなのだが・・。
ありがとうございます。
きょうは永遠の課題、サ-ブについて。
最近雨でひと月ほどプレーしてないが、サーブはいつまでたっても完成しない、というか、納得できる型が固まらない。
あるとき、エース級連発で、楽々キープしたと思ったら、3連続ダブッタりして、安定性に欠けているのだ。
自分のショットで安定しているのはバックハンド。右の利き腕を、体とともに反対の左側にターンさせておいて、そのねじりを解放しながら打っていくせいか、打ち損じが少ない。フォアハンドのように、力を入れすぎることもないし、準備も早くできている。
サーブは最初に打つので、唯一自分のリズムで打てるショットだと言われる。コーチやプロはそのリズムを、無数のスイングの中で会得し、ほとんど自動的にサーブを打ち、威力とコントロール、安定性を保っている。
ところが、練習の絶対量が足りない、基礎がない私はなかなか自動的に打てない。レッスン書でも書かれている個別のアドバイスは理解できるし、ある程度できないことはないが、サーブ全体を通じて、コーチの自動的に打つ時の体内感覚は自分の中では、残念ながら再現できないのだ。
「きょうは、うまくサーブが打てるだろうか」 その不安がまた、フォームを狂わせたり、体を硬くさせたりする悪循環に陥るのだ。メンタル面の管理も影響する。
それでも、比較的安定してサーブが打てる局面があることはある。中級以下くらいの女性3人と混ざって、変則的なミックスダブルスなどをやる時。男Wをやる時と比べて「決めなきゃ」とか「入れなきゃ」といった邪念がない。自然と体が流れて適度なスピードとコントロールの効いたサーブが打てるのである。
この辺りに脱力・安定のヒントがありそうなのだが・・。
2006年05月25日
リンゼイのスタイル
男子ならグーガだが、女子ではリンゼイ・ダベンポートが好きなプレイヤ-だ。
今月(今本屋に並んでる)の「テニス・マガジン」に長めのインタビューが掲載されていて、興味深く読んだ。
「私は芸能人でも、セレブでもなく、ただのテニスプレイヤー」という彼女。
そんな自分をVIP扱いしてくれた大会関係者にいつも礼状を出しているという。
勝利を目指すトップ・プロでありながら、普通の生活人としての常識も忘れない。「素敵なお姉さんになったな」と思う。
10代のデビューしたてのころは、顔や体もイカツイ感じで、パワー依存のヒールタイプの選手という印象を持っていたが、それがどんどん変わっていった。
ウィンブルドン決勝に何度も出ている彼女、優勝もしているが、負けた回数の方が多い。
試合後、表彰式前の様子もテレビ中継されるのだが、いつも彼女のフランクな人間性が伝わってくる。負けると、くやしくてタオルに顔をうずめて「だれとも話したくない」といった態度をとる女子選手がいるが、彼女は違う。
笑顔で勝者を称え、大会関係者の問いかけにもきちんと受け答えしたりして、表彰式までの時間を過ごしている。「負けたときの謙虚な態度を大切にする」ことを信条にしているのだ。
家族を人一倍愛している一方、よく女子選手にありがちな、家族がツアーに同行してレフェリーなどに悪態をつくようなことは「かんべんして」という。自分の人生だから、時間がかかっても自分の考えで切り開いていくのが、彼女のスタイルだからだ。
マスコミやスポンサーを巻き込んで、人気先行、ルックス重視、勝つこと・稼ぐことがすべて的な風潮が女子テニスには蔓延しているが、そうした雑音とは一線を画しているリンゼイ。度重なるけがに悩みながら、10数年もトップ選手を続けていることは尊敬に値する。
今月(今本屋に並んでる)の「テニス・マガジン」に長めのインタビューが掲載されていて、興味深く読んだ。
「私は芸能人でも、セレブでもなく、ただのテニスプレイヤー」という彼女。
そんな自分をVIP扱いしてくれた大会関係者にいつも礼状を出しているという。
勝利を目指すトップ・プロでありながら、普通の生活人としての常識も忘れない。「素敵なお姉さんになったな」と思う。
10代のデビューしたてのころは、顔や体もイカツイ感じで、パワー依存のヒールタイプの選手という印象を持っていたが、それがどんどん変わっていった。
ウィンブルドン決勝に何度も出ている彼女、優勝もしているが、負けた回数の方が多い。
試合後、表彰式前の様子もテレビ中継されるのだが、いつも彼女のフランクな人間性が伝わってくる。負けると、くやしくてタオルに顔をうずめて「だれとも話したくない」といった態度をとる女子選手がいるが、彼女は違う。
笑顔で勝者を称え、大会関係者の問いかけにもきちんと受け答えしたりして、表彰式までの時間を過ごしている。「負けたときの謙虚な態度を大切にする」ことを信条にしているのだ。
家族を人一倍愛している一方、よく女子選手にありがちな、家族がツアーに同行してレフェリーなどに悪態をつくようなことは「かんべんして」という。自分の人生だから、時間がかかっても自分の考えで切り開いていくのが、彼女のスタイルだからだ。
マスコミやスポンサーを巻き込んで、人気先行、ルックス重視、勝つこと・稼ぐことがすべて的な風潮が女子テニスには蔓延しているが、そうした雑音とは一線を画しているリンゼイ。度重なるけがに悩みながら、10数年もトップ選手を続けていることは尊敬に値する。